植木の剪定
ちょっといらして下さった方のための
簡単な剪定と管理の仕方
→基本的な切り方→マツの剪定→枝の詰め方→移植の仕方
→花の植え方→簡単な病気の説明→簡単な虫の話→木の植え方→表紙へ
◎どうして木を切るの
切らなくて良い木は切らないほうが 良いと思います。
でも庭の中で大木になったら困る人は切らなければ しょうがないですね。
ボサボサで収拾がつかなくなってしまいますからね。
そして、庭を造る時にその状態が続くように考えて作っています。
でもそ れは剪定を考えています。一年に一度か二度の剪定をして
樹形を維持することを前提に作っています。
最初からあまり剪定を考えずに設計する場合もあります。
大きな庭などで管理が大変だと考えるときは必要最低限の管理で済むように 考えて設計します。
上手に剪定すると、樹形を保ちながら大きさをコントロールすることが出来ます。
ボサボサにしておいて何年かに一度切り戻して大きさを
コントロールするといった方法を取ることも出来ます。
◎木を切ると傷むの
木を切れば必ず木はダメージを受けます。だから出来るだけダメー ジが少ないように切る必要があります。
特に幹が柔らかい木や葉の柔 らかい木は傷みやすいので注意が必要です。 木の中に枯れ枝があります。
この枯れ枝は木が自然に捨てている枝 です。この枯れ枝にあたる枝は、こうして自然と枯れて行く枝です。
従ってこの枝を切り落としてもダメージは最小限で済みます。
また、葉が生えている部分はまだ成長する部分なので、この部分で 切るとダメージが少なくて済みます。
◎どういう風に切れば良いの
根本からばっさりと・・・切ってはいけません。
出来るだけ枝先を 細かく切って樹形を整えて行くのが一番ダメージが少ない切り方です。
でも、それでは収まらない場合が多いと思います。木の成長は思った より早く、
「まだ小さいからね〜」などと油断していると大きくなり 始めると
一気に大きくなって収拾がつかないことになります。数年前 は小さいと思っていた木が
今年は庭を覆うなんてことが起きてしまい ます。これを避けるにはちょこちょこ切るのが
一番です。でもそんな 暇が無い!
そういう方に必要なのが「剪定の仕方」です。ちょこちょこ切る暇 がある方には
大きなご褒美が待っています。それは自由な形に木を変 えられると言う事です。
また針葉樹の場合、古い枝からの芽吹きは期待できません。葉の無 い部分での
剪定は避けます。芽吹きが悪いのであまり葉の量を一度に 減らすような剪定をすると
枯れてしまうことがあります。
葉が柔らかい種類の木は、一般的に幹も柔らかく切りやすいのです が、
その反面傷みやすいのです。太目の枝を切ったあとは、癒合剤の ような物で保護します。
◎でも花はどうなるの
勝手な時に切っていると花芽が付かないと言ったことが起きます。
花を見るものは勝手なときに切れません。特に枝先に花が咲くものは、
出来た花芽を切ってしまえば花は咲かなくなります。
安全策は花が終 わったらすぐ切って花が咲く前に軽く整える程度に剪定すると言う方 法です。
◎いつ切れば良いの
本当はいつ切っても良いのです。でも極端に暑い時期や寒い時期は 避けたほうが良いと思います。
木の肌は葉の陰になることで守られて います。暑い時期や寒い時期に肌が剥き出しになるのは、
良くないこ とです。
また、どう切っても木は傷みます。それを回復させるのには いつが一番適した時期かというのが
剪定の時期を決める目安になりま す。
落葉樹の場合、落葉しているあいだに切ります。
新芽が出た直後や 水を上げている時期はなるべく避けます。
大きく落す場合、新芽が出 る前の時期に切ると傷みが少なくて済みます。
◎何の木かわからないのですが
木の名前を調べることは大切なことです。名前がわかったらその木 の原産地を調べましょう。
原産地が分かるとどういう風にその木を扱 ったら良いか分かります。次にその木の仲間を調べましょう。
仲間の 木が分かるとその木の扱いを仲間の木に準じて行えば安全だと分かり ます。
暖かい地方の木は暖かい時期に、寒い地方の木は寒い時期にいじります。
木の名前の調べ方
◎もう大きくなっちゃってるんです
高いところは危険なので専門家に頼みましょう。専門家はいろいろ な道具で仕事をするので大丈夫です。
低い所なら安全と言うことはあ りません。低い所でも仕事をするときは十分注意して行いましょう。
2m以上の高所で作業するときには命綱とヘルメットが必要です。
2 m未満の高さのところでも死亡事故が発生しています。油断せずに十 分な安全策をとって作業しましょう。
◎もう少し具体的に知りたいんです
ご質問はお受けします。それと、いくつかの基本的な切り方などを
説明します。
基本的な切り方
◎松の木を手入れしたいのだけど
そんなに特別のことはありません。でも、手間がかかります。ふつ うの松の手入れの仕方を説明します。
・・・でもいま松は手が掛かる からと言って敬遠されるようになってきました。寂しい限りです。
ご自分で手入れされて日本庭園のすばらしい主木の一つ松を大切に して下さい。
松の手入れの仕方
◎虫がついているみたい
害虫の話
◎病気かな?
植物の病気の話
◎肥料あげた方が良いかな
葉の色が黄色っぽいときは肥 料不足になっています。また花の咲く前咲いた後といった時期に肥料を あげます。
もうひとつの、施肥時期は寒肥と言って寒中の植物の活動が 休止している時期にあげて、
植物への肥料の悪影響を避けるあげ方です。
◎広葉樹ってなに?
松や杉のように葉の細いものが針葉樹で、その他の葉の広い桜や 樫の木などが広葉樹です。
広葉樹には、落葉樹と常緑樹があります。 針葉樹にも、冬に葉を落す落葉の種類があります。
◎常緑樹ってなに?
一年中葉がついている木を常緑樹と いいます。シイ・カシ・タブ、ツバキやサザンカなどが常緑樹です。
ときわぎとも呼ばれています。
◎落葉樹ってなに?
秋に葉が落ちて冬には枝だけになってしまう。ウメ、ケヤキ、コブ
シ、桜、柿、百日紅などが落葉樹です。
◎針葉樹ってなに
マツ、マキ、ヒマラヤスギ、杉、檜、サワラなどが針葉樹です。葉
が針の様に尖っているのでこう呼びます。
◎植木の移植の仕方
商品名は忘れてください。(^^ゞ
■戻る■